乾いた寒風が骨にこたえる季節となると、食欲を刺激しないではいない「コンビニおでん」。
安くて上手くて温まる、そのうえ24時間殆どいつでも用意されているものだから、たまりません。もはや日本の風物詩とさえ言えます。
だけどちょっと待ってください。そのおでん、得体のしれない添加物で一杯です。知らぬが仏で食べ続けると健康上のリスクが高まりかねません。
口から入るものにはもっと強い配慮があって然るべきです。
今回は、その国民的な人気を勝ち得たコンビニおでんの知られざる内幕を大急ぎで覗いてみましょう。
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「コンビニおでん」は添加物だらけ
よく私たちは、コンビニおでんの「美味しさ」の秘密は、その素材や鍋の仕組みにあるなどと聞かされます。それは違います。
コンビニおでんの美味しさの秘密は他でもない、「これでもか」というくらいの食品添加物にあるのです。
一般にコンビニ側は、おでんの具材を外注しています。その際、おでんがよく売れるように、「汁を濁さないで8時間以上浮いていられるハンペンをつくってほしい」とか「変色して見栄えの落ちないチクワをたのむ」などと少々無理のある注文をつけます。
それでも各食品メーカーは生き残るのに必死です。ソルビットやリン酸塩などの添加物を巧みに盛り込むなどして、注文通りの「売れるおでん」を開発してしまうわけです
とくに汁がヤバい?
なかでも特に注意したいのが、あのダシ。
冬の寒空の下からコンビニに足を踏み入れると、なんとも言えぬ良い「におい」がしてきます。それだけで腹を空かせたお客は食欲が刺激され、我知らずとおでんに引き寄せられるわけですが、あのにおいの正体は本物のカツオ出しではありません。
カツオ出しも雀の涙ていどは含まれていますが(そうしないと看板に偽りありとなってしまいます)、あのにおいの大部分はかつお節エキスや各種の化学調味料によるものです。
こうした人工的な添加物は中長期的なスパンで体内蓄積されます。それがどのような影響を人体に及ぼすのかは未知数ですが、少なくとも「いい影響」を与えないことは間違いないでしょう。
設置場所もちょっと気になる
ふんだんに盛り込まれたこれらの添加物とは別に、コンビニ内でのおでんコーナーの設置場所もまた、衛生の上で少しばかり気になります。
御存じのとおり、だいたい多くのおでんコーナーはカウンターのすぐそば、要するに最も人々が通過したり立ち止まったりするところにあります。
日本のコンビニにおける一日あたりの平均来客数は大体1000人前後なので、人のツバキやホコリ、髪の毛やフケが入らないというほうが不思議です。
いずれにしても、コンビニおでんとの付き合い方を今一度見直す必要がありそうです。自分の為にも周囲の大事な人たちの為にも。
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